ITコーディネータに聞く!【ベンダ内ITC編】

「経営視点」の提案がお客様に認められた。

川上氏は、これまで仮想化ITインフラのコンサル、設計・構築や、製造業、小売業等のIT経営実現を支援してきた。そんな時、同氏の担当するお客様である、医療法人明仁会かないわ病院(石川県金沢市)が病院情報システムの全面刷新を実現し、2015年度経済産業省「攻めのIT経営中小企業百選」に選出された。

 

…かないわ病院のシステム刷新を請け負われた経緯からおうかがいします。

 

【川上】発端はXPのサポート終了に伴うパソコンの入れ替えでした。当時、お客様はITにおける様々な課題を抱えており、システムを刷新し、業務を効率化させ医療サービスの質の向上へつなげたい、と考えていらっしゃいました。そこで私は今こそITの全体最適を行い、IT利活用による課題解決のご提案を行ってまいりました。

まず、仮想化基盤によるデータの一元管理と高セキュリティを担保したノンストップインフラを構築してまいりました。これにより、診療系に最適な機動力のあるICT基盤を確立し、院内のどこにいても自分のデスクトップを呼び出せる仕組みを構築しました。

 

次に、電子カルテシステム導入を見据え、各部門システムを仮想化へ集約し刷新してまいりました。最後に電子力ルテシステムの導入を行い、部門システムとも連携を図り、新しい働き方の実現と業務変革につなげ、IT経営実践による経営革新を目指して取り組んでまいりました。 

 

…IT経営実践による効果はどのようなものでしたか?

 

【川上】業務の効率化を実現するだけに留まらず、医師や看護師の増員にもつながり、病院の経営指標に好影器を与えています。 

 

…ITの利活用について踏み込んだ提案が実を結んだということですね。

 

【川上】経営の視点による提案がお客様の経営層に認められたことが大きかたと思います。日頃から、お客様との合意形成プロセスやお客様の経営を意識したITソリューションの提案が重要だと考えていますが、ITコーディネータ研修で学んだことが実践の場に活かされていますし、お客様にも信頼され、私自身の自信にもつながっています。

 

…ITコーディネータ資格を取って変わったことはありますか?

 

【川上】ITコーディネータ資格取得後、研修に参加したり、社内外の先輩・後輩ITコーディネータと交流しているうちに、自分自身の性格や意識改革が進んでいることに驚きました。自分のスキルアップやビジネスに役立つという実利的な面だけではなく、人との出会いがこんなにもワクワクするものだったとは、この資格を取って気付かされました。

 

…人生観まで変えてしまった!

 

【川上】まさしく。ITコーディネータほど人脈を広げる資格はないと思います。社内でも、社外でも信じられないくらい広がっています。 

 

…今後、どのような活動をしていきたいですか?

 

【川上】様々な業種・業態のお客様に対して課題解決のご提案を行い、また、社内はもちろんのこと、お客様にもITコーディネータの資格の取得を勧めてまいりたいと思っています。お客様から信頼される永遠のパートナーを目指していきます。


富士ゼロックス北陸(株) 川上 正春氏

 

1997年、北陸ゼロックス株式会社(現:富士ゼロックス北陸株式会社)に入社。SEとして、文書管理を中心としたナレッジマネジメントシステムの設計・構築を担当。2007年、ITコーディネータの資格を取得。ITコーディネータ、医療情報技師。