IT経営を支える人財と役割



IT経営をリードするのは経営者

経営者

IT経営実現のためには、ITの導入だけではなく、IT利活用の成果を享受するステイクホルダー(従業員、取引先など)が「自分の事」としてIT経営に参画してくれるかどうかが鍵となります。

 

経営者は、リーダーシップを発揮して、IT経営の方向性を示し、ステイクホルダーにIT利活用の動機付けをしなければなりません。

 

IT経営の指針や目標を具体化し、経営者自らが推進することを明言しない限り、IT経営の実現はありえません。

 

経営資源のひとつである「情報」に関しては、経営者は、意思決定に必須な情報を自ら明確にし、その入手のための仕組みの実現に向けたリーダーシップを発揮する必要がある。 IT経営を目指す経営者は、「ITは難しい」と避けたり、担当者任せにしたりしないことが基本姿勢として大切です。


実際のキーパーソンはIT経営推進者

IT経営推進者

IT経営の実践は、経営者だけではできない。経営者から命を受けた社内の推進者が実務を担当する場合が多い。IT経営推進ガイドラインでは、IT経営を進める人財または組織(チーム)を「IT経営推進者」と定義しています。

 

IT経営推進者の基本的なミッションは、IT経営を推進し、実現させることです。企業によって様々な職位や立場の人が担当することになりますが、IT経営推進者は、部署や役職に関係なく、IT経営に対する深い認識とその実現に向けての積極的な姿勢が必要となります。

 

IT経営の指針や目標を具体化し、経営者自らが推進することを明言しない限り、IT経営の実現はありえません。

 

IT経営実現のために、IT経営推進者は以下の知識とスキルを持っていることが求められます。

  • IT経営の進め方と基本原則(当ガイドライン)の理解と実践ができる。
  • ITについて基本的な知識を有し利用者視点での改善や変革の実現に向けた青写真を構想できる。
  • 自組織のIT経営の成熟度を理解している。
  • 企業経営、戦略に関する基本的な知識やスキル、現場の業務プロセスを理解している。
  • 社内外の変化を敏感に捉える観察力とそこから未来を洞察する力や収集情報を分析、解析する力を持っている。
  • 関係者との対話的なコミュニケーション能力を持っている。

これら全てを備えた個人はいないことが多いでしょう。このような場合、組織(チーム)として対応するか、社内人財を発掘、育成して、経営者はIT経営の推進活動を積極的に支援する必要があります。


サポートはIT経営支援者

IT経営支援者

IT経営について熟知し、専門的な能力を兼ね備えた人財が社内にいない場合や、育成がすぐには困難な場合、このような能力を持った人財をIT経営推進者として招き入れるか、IT経営支援者として、外部の専門家に助言や支援を求めることが有効です。

 

ITコーディネータ協会では、このような能力を持ち、IT経営を実現するプロフェッショナル人財として「ITコーディネータ」を養成し、資格認定を行っています。IT経営推進者、IT経営支援者は、「ITコーディネータ」と同等の知識やスキルを保有していることが望ましいです。